新規投稿 2019/03/15・最終更新 2019/11/09
今回はJR東日本中央本線で、2019年3月15日まで運行していた特急「スーパーあずさ」関連の記事となります。
歴代「あずさ」のE351,E353,E257,189系特急型電車
- はじめに
- あずさ E353系
- スーパーあずさ E351系 (廃車)
- あずさ E257系
- 国鉄 183 189系 (廃車)
- 国鉄 115系 (廃車)
- 国鉄 211系
- E215系 快速ホリデービューやまなし
- おまけ 大糸線 キハ52系 (廃車)
- 最後に (3/15記述)
- 是非あわせてご覧ください
はじめに
2018年3月より「スーパーあずさ」の車両が全てE351系から新型のE353系に入れ替わりました。
そして2019年には「あずさ」「かいじ」運用のE257系も全てE353系に置き換わるとのことです。
松本駅にて新(右)旧(左)スーパーあずさが揃い踏み
・・・さらに追い討ちをかける様に、2019年3月16日(ダイヤ改正)からは「スーパーあずさ」の愛称も廃止となります。
しかし私は松本へ行くなら「スーパーあずさ」、そして「スーパーあずさ」と言えば、昨年に廃車された先代E351が大好きでたまらないのです。
営業運転前のE353を松本駅にて
賑やかだった松本駅構内の特急列車。
新旧「スーパーあずさ」。私は左がすきでたまらんのです。
現在、駅ホームからはE351系列車が、駅電光掲示板から「スーパーあずさ」の表示が姿を消しました。
乗車券からも「スーパー」の文字がなくなりました。
なんかこう、寂しくてたまらない。
あずさ E353系
2019年3月16日から「あずさ」「かいじ」の定期運用は全て、このE353系に統一されました。
新型車両…見た目はかなりいいですね。超格好いい。非振り子車両ですが、営業最高速度は先代E351系同様の130km/hを確保しています。
クハ車両の横側前方のロゴ。
行先表示はフルカラーLEDです。
乗降ドア。
車内居住はE351よりもぐっと快適になりました。
先行して投入された常磐線E651に近い車内設備かと思います。
コンセントも装備しています。
頭上にはSuica読取機がありますね。
・・・でもね、個人的にE353は興味の薄いを通り越して、どうでもいい車両なんです。
スーパーあずさ E351系 (廃車)
やっぱり「スーパーあずさ」と言えばコレ!
1993年に颯爽とデビューしたE351系は、中央線特急高速化のために開発された、JR東日本初めての振り子式電車です。
振り子式とは、曲線を高速で走行時に車体を最大5度まで内側に傾け、安定した高速走行をするための機構となります。
お隣E257系は東海道本線の特急に転属となりました。
ちなみに形式E351の先頭「E」はJR東のEASTの頭文字となり、E351は国鉄からJR分割後の最初に開発された新型車でした。
クハ車両の横にはロゴが入っています。
営業最高速度は130km/h、そして中央線は山岳路線にも関わらず表定速度は90km/hを超えてきます。
超爆速ですが車内は振り子独特の揺れが激しく、車内移動やトイレも一苦労でした。
一般電車は台車とパンタグラフは別々の設置・動作ですが、E351系は振り子式のため、台車とパンタグラフは車体を貫通した支持台で直結されています。
一度走行中にパンタグラフが落下したのも懐かしき思い出です。
基本編成と付属編成の連結部分。
車体は軽量金属ではなく鋼製となり、振り子走行中に傾斜で車体がはみ出さぬよう、車体は卵型に絞られ、重心も低くなっています。
振り子機能は八王子〜信濃大町間(途中で松本に変更)で使用をしていました。
(左) これは2011年12月25日クリスマスの夜に、翌朝から客先会議のため前乗りした時です。
(右) 振り子走行のために絞られた低重心な車両。イかしまくりです。
2008年までは松本以北の大糸線に乗り入れており、仁科三湖の横、柵もない野っ原を走行していました。
E351系の凄さ。実は設計上での最高速度は160km/hなのです。
しかし聞いた話では振り子式の路線は高コストとなり、メンテナンスも大変なようです。
前面の大型LEDが素敵ですね。
甲府駅でのスーパーあずさ4連発となります。
私は上り特急に乗車中でした。
上り列車待ち中。
松本駅です。
因みに振り子動作時には非振り子車両と比較して、約25km/h速く曲線を走行可能なのです。
前面はカラーLEDですが、車両横行先表示は方向幕となっていますね。
乗降ドア。
普通車車内。振り子の宿命か車体を絞ってあるため、やや狭く感じるかもしれません。
また前世代車両のためか座席下に空間はなく、足が窮屈だった思い出があります。
グリーン車車内。4列シートは良く無いですが、グリーン座席には秘密兵器「シートヒーター」が装備されていたのです。
あずさ E257系
これまでは特急「あずさ」「かいじ」にて運用をされてきましたが、本日3月15日を最後に中央線特急の定期運用から外れました。
中央線特急は基本的にE353系に統一され、E257系はリニューアル工事後は「踊り子」に転用される予定です。
デザインも好きではありませんでしたが、非振り子なのがいやーんでした。
連結貫通路面もあります。
仁科三湖より。
全体的にあまり好みの車両ではありませんでしたが、レジャーに仕事にと頻繁に利用をしてきたので少し寂しいですね。
この車両の顔が好みではなかったので、撮影は車両横からでした。
前面、車両横行先表示はカラーLED方式となっています。
普通車車内。座席下に空間があり足も伸ばせます。
国鉄 183 189系 (廃車)
かつては特急「あずさ」運用をしていた車両です。近頃は週末の快速やムーンライトながらなどで運用されていたようです。
・・・間違えていたら申し訳ございません。恐らくは運用離脱・廃車となりました。
国鉄 115系 (廃車)
中央本線の通勤型車両です。既に姿を消しました。
国鉄 211系
中央本線を現行で運行中の通勤車両ですが、製造時期は国鉄時代なのです。
E215系 快速ホリデービューやまなし
オール二階建ての凄いやつです。
こいつは、、、現役ですが「走るんです」っぽいから嫌い。
おまけ 大糸線 キハ52系 (廃車)
「あずさ」の最北駅である南古谷からはJR西日本が大糸線担当となります。
2010年まで大糸線(JR西日本)にて運用されていたキハ52系です。
南小谷にてキハ52リバイバルカラー。お隣は転属した「あずさ」E257系ですね。
最後に (3/15記述)
明日になると本記事に掲載した車両は、ほとんどが中央本線定期運用から姿を消していることになります。
しかし、特急あずさは高速バスとの熾烈な競争があります。
明日以降は特急の運用にも変更があり、また回数券廃止、自由席廃止、「えきねっと」購入割引拡大と聞いております。
ぜひ頑張って欲しいと思います。
それにしてもE351は1編成位は残していただきたかった。。。
11/9追記
そして記事内容に岐阜県がないのですが、私は高山市へのアクセスに「スーパーあずさ+バス」で行くことが多々あります。(新幹線+飛騨より価格が大幅に抑えられ、所要時間にも差がありません)
今回は以上となります。
是非あわせてご覧ください
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