新規投稿 2019/05/26・最終更新 2020/10/25
今回は東京~名古屋間運行の高速バス「新東名S(スーパー)ライナー」詳細と、国内高速バスの車内など紹介の記事となります。
・運行バス車両と車内設備等は全ての便で異なります
・運行車両や車内設備は乗車(取材)当時の情報となります
・車内電源とは「USB」または「AC」どちらかとなります
- ご注意
- はじめに
- 「新東名S(スーパー)ライナー」とは
- 「東名ハイウェイバス」の詳細
- 新東名Sライナー vsスーパーライナー
- 「新東名Sライナー」発着バス停
- 「新東名Sライナー」のバス種類
- 「新東名Sライナー」の乗車方法
- 東京〜名古屋 価格&時間対決
- 高速バスの車両紹介 (写真あり)
- 杉崎高速バス
- 日光自然博物館 低公害バス
- バス写真
- 追記 一般道路線バスなど車内
- 追記 バス関連なんでも写真
- 私論 高速バスの「快適さ」「安さ」どこまで追求?
- 最後に
- 是非あわせてご覧ください
ご注意
2020年9月28日現在「新東名スーパーライナー」などについて、感染病の影響により大半の便が「当面期間運休(JR東海バス発表)」となっております。ご注意ください。
(編集者自体、当便を利用したのが約6ヶ月ぶりとなります)
はじめに
近年では都市間移動の手段として「航空」「鉄道」と併せて、「高速バス」も重要な役割を果たしています。
比較的低価格な高速バス路線は利便性も高く、区間により鉄道から完全にシェアを奪った地域がある一方、東京〜松本間など現在も「鉄道特急vs高速バス」のシェア争いが続いている路線も存在しています。



私自身は2016年以降、東京から岐阜県大垣市への頻繁なアクセスから、東京〜名古屋間移動を新幹線から高速バスに変更することにより、高速バス利用による最大のメリット「移動価格を抑える」恩恵を享受しております。
本記事では私が特に利用頻度の高い高速バス「新東名Sライナー」をはじめ、これまでに気まぐれで撮影をした高速バスの(外装・内装)を写真付きでご紹介をいたします。
※運行・運賃料金の正確な情報は各社公式HPをご覧ください
「新東名S(スーパー)ライナー」とは
JR東海バス所属車両の「新東名スーパーライナー」
JR東海バス・JRバス関東などが東京・名古屋間を毎日運行をしている高速バス路線「東名ハイウェイバス(正式には東名高速線)」に複数ある便のうちの1つの「新東名スーパーライナー」となります。
東海道新幹線ならば「のぞみ」、東北新幹線「はやぶさ」に相当する速達便です。
「新東名スーパーライナー」の他便と比較時の速達特徴は以下4項目が挙げられます。
「途中バス停なし」
「新東名高速走行」
「5時間を切る所要時間」
「一般道走行距離が短い」
次項「東名ハイウェイバス」の路線・便の紹介となります
「東名ハイウェイバス」の詳細
東京駅-静岡市-浜松市-名古屋駅を主に、首都高速・東名高速・新東名高速・名古屋高速を昼間に運行する便の総称が「東名ハイウェイバス」です。
東名ハイウェイバスにはおおよそ以下の便が設定されています。※
※本記事では「中央ライナーなごや」は省略します
■急行
東京 - 静岡の全停留所に停車する便
(東名)
■特急
東京 - 浜松間の8割程度の停留所に停車する便
(東名ライナー)
■超特急
・東京-静岡/浜松間の6割程度の停留所に停車する便
(東名ライナー)
・東京-名古屋間の6割程度の停留所に停車する便
(スーパーライナー) ※次項比較対象
■直行
・東京-名古屋間 停留所なし
(新東名スーパーライナー) ※本記事のメイン
・新宿-名古屋間停留所なし
(新東名スーパーライナー 新宿)
・東京-名古屋間停留所なし
(東名スーパーライナー)
そして東名ハイウェイバス東京発〜名古屋方面には、1日約35便が運行をしています。その大部分は「新東名Sライナー(12便)」と「スーパーライナー(9便)」が占めています。
便により異なる発着地点と停留所が設定されていますが、東京と名古屋間をストレートで移動する際には「新東名スーパーライナー」をおすすめいたします。
次項「新東名Sライナー」優位点の紹介となります
新東名Sライナー vsスーパーライナー
大部分の「新東名スーパーライナー」と「スーパーライナー」は、東京駅〜名古屋駅間での運行ですが、それぞれは行程の異なる運行をしています。
前項にて挙げた「新東名スーパーライナー」の速達特徴をもとに、この2便の差異を紹介します。
■新東名Sライナーは「途中バス停なし」
「スーパーライナー」は東名高速の本線や、各出入口付近に設置のバス停を必ず通ります。
東名高速のインターチェンジ外に設置のバス停も少なくないため、頻繁に高速道路を出入りする必要があります。
名古屋市内の一般道走行時にも「栄」「千種」「名古屋インター」などのバス停が複数設置されています。
名古屋市内にも停留所のあるスーパーライナー
一方「新東名スーパーライナー」には、途中のバス停設定は一箇所すら無い※ため、確実に所要時間は短縮をされます。
※東京方面は「用賀」「霞ヶ関」下車のみ可能
■新東名Sライナーは「新東名高速走行」
「スーパーライナー」は一般道・都市高速の一部以外は東名高速のみを走行します。
「新東名スーパーライナー」は、東名高速と並走する新東名高速を走行します。
新東名高速は新規格道路のため、最高速度が110km/h (一部区間は試験的に120km/h)に引き上げられていたり、線形自体も直線が多く、大幅な所要時間の短縮が可能です。
これは筆者の考えですが、新東名高速は静岡や浜松など都市部から離れている関係から、利用車両が少ない=渋滞が起き難い も時間短縮と関係がありそうです。
■新東名Sライナーは「一般道路走行が短い」
これは名古屋市街地周辺の走行ルートに関してとなります。
スーパーライナーは前述の通り、一般道で栄・千種などを経由するため「名古屋インター」が高速道路と一般道の境となり、名古屋駅新幹線口バスターミナルとの所要時間は約30分となります。
それと比較して「新東名スーパーライナー」は「名古屋駅新幹線口バスターミナル」と最寄の高速道路入口まで一般道を10分程度の走行となります。
新東名Sライナーの一般道走行時間は全5時間のうち20分程度
■総合的に所要時間が5時間を切る
上記の運行事情により「スーパーライナー」は東京・名古屋間の標準的な所要時間は約6時間ですが、「新東名スーパーライナー」は5時間を切る運行も可能となっております。
■追加①「女性専用席がある」
「新東名Sライナー」には3列と4列シートの便があります。「女性専用」として乗車券を購入時、隣座席は必ず女性(または空席)となります。
■追加② 新東名Sライナーの意外な弱点?
「新東名Sライナー」大部分は新東名高速を走行する訳ですが、車窓は常に山orトンネルという私は景色が死ぬほどつまらない印象です。
対して「スーパーライナー」は山あり、海沿い、湖と飽きのこない風景が楽しめます。
次項では「新東名Sライナー」の発着場所紹介となります
「新東名Sライナー」発着バス停
「新東名スーパーライナー」は東京駅(一部新宿駅)、または名古屋駅に隣接の各バスターミナルが発着となります。
■東京駅日本橋口バスターミナル
JR東京駅八重洲南口の「東京駅日本橋口バスターミナル」よりほぼ全ての便が出発をします。
施設内券売機または窓口にて、乗車券購入が可能です。また奥には待合室・洗面所設備や自販機設置もあります。


バスターミナル内に売店、東京駅構内の売店も近距離となかなか便利です。


■バスタ新宿
JR新宿駅南口/新南口の「バスタ新宿」からは、新東名Sライナー新宿1便の発着があります。
JR新宿駅新南口と直結しています。


最後に利用した時にはターミナル内にファミリーマートがありました。


■名古屋駅新幹線口バスターミナル
JR名古屋駅太閤口の「名古屋駅新幹線口バスターミナル」は「新東名Sライナー」の全便が発着します。
JR名古屋駅太閤口から1分です。
ターミナル内に売店はありませんが、発券設備や待合室の設備、自販機の設置あります。


桜通り口には「名鉄バスターミナル」もあるのでご注意を。


「新東名Sライナー」の行程
発着場所に続いては、簡潔ながら「新東名Sライナー」東京〜名古屋間の行程をご紹介します。
1. 東京駅日本橋口バスターミナルから出発をします。バス入場前に番線などアナウンスがあります。
乗車時の改札はバスの運転士が行います。トランクなどの大型荷物は荷物室に収容可能です。


出発時刻に遅れた乗客は待ちません
2. 出発をすると、以降のバス停は一切ありませんが、東名高速「足柄」と新東名高速「遠州森町」でそれぞれ10分〜20分程度の休憩が設定されています。休憩時には提示される出発時刻を厳守しましょう。


私は未見ですが、集合時間に遅れた乗客は待ちません
3. 出発から約5時間で名古屋駅新幹線口バスターミナルに到着しました。おつかれ様です。


名古屋発の便では逆行程となります。また「用賀出口※」「霞ヶ関駅」にて下車(専用)が可能です。


※写真右・用賀は混雑時に通過することもあり
次項では「新東名Sライナー」のバス(座席)紹介となります
「新東名Sライナー」のバス種類
ご注意 2020年10月現在におきまして「3列シート (スタンダード/デラックス)」「プレミアム・シート」「ビジネス・シート」は、JR東海バスにおけるそれぞれの運行用バス引退により、残念ながら全て消滅をしたようです。
現在では「4列(ワイドシート)」または新型バス「3列クレイドル・シート+4列シート」の2種類に絞られたようです。以下内容は以前の情報です。ご注意ください。
新東名Sライナーのバス車両は、大分類として1階建バスと2階建てバスがあります。2階建てバスはさらに4種類(推定)は確実に存在します。
その大きな差とは「座席タイプ」となります。
JRバス関東の2階建バス
■運行中のバス(座席)タイプ
2020年3月現在、以下4タイプ他の運用となっており、大きな違いは「座席」とご理解ください。
全てのバス車両に「トイレ」があり「FreeWi-Fi」に対応※をしています。
(本項目の座席は、本記事次項以降でご紹介)
※繁忙期の増発便に関してはこの限りではありません
・1階 全座席4列(ワイド)バス
スタンダードなバスですが、JRの高速バスは座席改良を行い、巷のスンダード4列シートより数段快適です。
・2階建 全座席3列バス
2階建てバスの中でもスタンダードな位置付となるのではないでしょうか。
座席タイプは「3列デラックス・シート」または「3列スタンダード・シート」となります。
・2階 全座席3列バス (ビジネスシート有)
2階前方に6席の「ビジネスシート」設定のあるバスとなります。
他座席は「3列デラックス・シート」となります。
・2階 座席3列バス (1階に3席プレミアムシート)
1階は3席のみ「ブレミアム・シート」設定のあるバスとなります。
座席タイプは「3列デラックス・シート」となります。
■差額料金で座席をグレードUP
「新東名スーパーライナー」は「3列シート」と「4列シート」による基本運賃に差はありませんが、追加料金で利用可能な特別シートの設定があります。
・プレミアム・シート
1日に往復1便設定、しかも各3席のみ用意されています。
運賃+料金も6,500円程度と割安感はありませんが、その快適さからの人気は高いようです。
超大型座席(156度リクライニング)、カーテン、ワンドリンクなど最上級の超快適座席です。
・ビジネス・シート
運賃に500円の料金追加で利用可能なビジネス・シートは、一部設定便の2階先頭部に6席のみ用意されています。
大型座席(145度リクライニング)、カーテンなど上級の快適座席です。
※項目内画像はJR東海バスHP及びJRバス関東HPより引用
次項「新東名Sライナー」の乗車方法となります
「新東名Sライナー」の乗車方法
「新東名Sライナー」は乗車直前に東京駅バスターミナルで切符を買うこともできますが、楽に&おトクに購入する方法をご紹介します。
※筆者はターミナル購入経験はありません
■乗車券の予約・購入
東名ハイウェイバスの座席予約は、乗車日の1カ月と1日前より※可能となり、「高速バスネット」サイトからの購入が便利です。
簡単操作で乗車便と座席の予約をすることができ、支払い前であれば何度でも変更が可能です。
(※バス路線により予約受付開始日は異なります)
https://www.kousokubus.net/BusRsv/ja/
■運賃は基本同額
「東名ハイウェイバス」は「新東名スーパーライナー」でも「スーパーライナー」など、同区間であれば運賃は同額設定ですが、実際には片道2,400円〜5,340円(普通座席)での発売額となります。
この価格差は、主に早割購入の適用期間に購入をすることで発生します。更にクレジットカード決済により若干安価となります。
「高速バスネット」予約画面より新東名Sライナー運賃の一例
■高速バスネット予約時の注意点
「新東名Sライナー」は便により「2階建バスまたは1階バス」、「3列シートまたは4列シート」、「アッパークラスの有無」が混在をしているため、好みなどにより上記は画面にて要確認事項です。
「高速バスネット」画面。便を選択後に座席種別と運賃表示がされる
座席予約の指定もグラフィカルな確認と操作が可能です。(要会員登録)


左は4列、右は3列シート
■高速バスネットの残念な点
高速バスネットでは、頻繁に利用する便を「お気に入り」として登録することができ、その便の乗車券購入毎にポイントが貯まる割引サービスもあります。
しかし残念ながら「新東名Sライナー」は対象の便には入っていません。
東京〜名古屋便は夜行のみ対象なのです。


■運賃・料金支払い後の注意点
運賃や料金の支払いは、予約と同時にクレジットカード決済、または発行されるQRコード持参でのコンビニ支払いとなります。
一度支払いが済むと、旅行(乗車)中止時には「キャンセル料金」が発生します。(規約などをご確認ください)
…コンビニ決済時には、郵送など色々と手間と時間もかかります。
■ところで乗車券は?
クレジットカードによる決済直後、QRコードを含めたオンライン乗車券が登録メールアドレスに送られてきます。
当日の乗車前提示が必要となるので、くれぐれもお忘れなきよう。
コンビニ決済時には、その場で乗車券が発行されます。こちらも乗車前提示が必要となります。
次項「新東名Sライナー」のコスパ対決となります
東京〜名古屋 価格&時間対決
「東京〜名古屋」間移動の際に良く利用をする「新幹線のぞみ」「ぷらっとこだま」「新東名スーパーライナー」「格安高速バス※」の4ルートにて、価格と所要時間などを参考比較します。
どのルートするかを悩むのも楽しいのが旅かと
※格安高速バスの運行事業者・便は非公開です
①「のぞみ」指定席利用時
・価格は11100円程度 (通常期)
・所要時間は1時間45分程度と安定している
(金券屋、JR東海株主優待などは今回割愛します)
②ぷらっとこだま指定席利用時
※車内写真は700系グリーン車
・価格は普通車8300円〜 (通常期)
・所要時間は2時間45分程度と安定している
・近頃はスマートEXに押され気味
・車内販売はなし
③新東名スーパーライナー利用時
※写真は2階建3列シート車
・価格は2,400円〜5,250円と変動的
・3列シート車は色々と快適
・ワイド4列シート車も我慢は可能
・所要時間は最速で4時間40分程度
(道路状況により数時間の遅延も頻繁にある)
④格安高速バス利用時
・価格は2,000円はザラ
・通常4列シート(要は狭い)が大半
・トイレ設備は無くて当たり前
・所要時間は最速で6時間程度 (参考)
・乗車場所は東京駅より徒歩10分
・下車場所は「ささしまライブ」他
比較結果から
JR高速バス利用時には最安で片道運賃が約2,500円となることもあり、圧倒的な安さとなっていますが、「所要時間」が明確ではありません。
新東名Sライナーでは新東名高速内は比較的順調な走行です。しかし東名高速や首都高速内では頻繁に事故渋滞に巻き込まれることがあります。
・・・個人的には「3列シート」「渋滞無し」が毎回担保されるのであれば(無理ですが)、間違いなく「新東名Sライナー」を毎回利用します。
価格だけならば最安値であろう「格安高速バス」は運行会社によるハズレ便もあり、個人的には2度と乗車選択肢には入りません。今回は参考として追加いたしました。
「新東名Sライナー」の解説は以上です。
次項、新東名Sライナー他,バス車両のご紹介です
高速バスの車両紹介 (写真あり)
本項では前述の「東名ハイウェイバス」を含むJRバスなどの高速バス路線、及び車両・内装のご紹介となります。
ここからは個人的意見・感想なども少々織り交ぜていきます。
…個人的に「新東名スーパーライナー」の利用時には、JR東海バスの運行する便の乗車をお勧めします。(公式HPにて確認可能)
JR東海バス 新東名Sライナー①
こちらの車両は日野自動車のハイデッカー「セレガ」となります。
各座席に電源があり、トイレは最後尾部分に設置してあります。
こちらは「4列シート(ワイド)」車両となり、特別席はありません。
まるでコクピットな運転席。
シートカラーは数種類存在するようです。
座席間には肘置もあります。(写真では収納済)
前座席の下は空間のため、ある程度は足が伸ばせます。
4列シートですが、靴を脱いでの足置きもあります。これはJRバス関東にはありません。


テーブルと窓側座席の電源。


1度だけ隣席にも乗客がいましたが、さほどの窮屈感などはありませんでした。
JR東海バス 新東名Sライナー②
こちらの車両は三菱ふそうのハイデッカー「エアロエース」となります。
各座席に電源があり、トイレは最後尾部分に設置してあります。
こちらは「4列シート(ワイド)」車両となり、特別席はありません。
シートや装備については上記①同様、ハイレベルなワイド4列シートです。
休憩中、出発時刻はフロントのLEDに出ています。
JR東海バスは「靴が脱げて足置きもある」など細かいサービスに溢れています。
降車ボタンが天井インテリアに溶け込んでいます。最初は霞が関下車時に探しちゃいました。
JR東海バス 新東名Sライナー③廃車
東京・名古屋間は主にJRバス関東とJR東海バスの共同運行となります。
そしてこちらの様な2階建バスは総称として「ダブルデッカー」と呼びます。
写真の車両は三菱の「エアロキング」ですが、国内での2階建バス製造は2010年で中止となっているため、今後の動向が気になるところです。
JR東海バスの投入するダブルデッカー車には、私の知る限りで4タイプの座席仕様が存在します。
全タイプFree-WiFi対応、各座席には電源、トイレは1階部分に設置となります。
まずは路線での最上クラス「プレミアム・シート」設定の車両となります。
プレミアム・シート表示があります。
運転席はモニターだらけ、この右側にはプレミアム・シート専用の荷物置き場もあります。
乗車口付近よりプレミアム・シート区間。
1A,1B座席を前部より。
1A,1B座席を後部より。
1C座席。ヘッドレストは上下稼働、オットマンは固定式。エアコン送風口は4つ独り占め。
座席フットレストとオットマン。
フットレスト、リクライニング調整は手動。


全方位カーテンによるプライバシーも。


弁当までデラックスに、、、
個人的乗車感想です。座席など快適装備は最高です。しかし1階席の影響と思われるロードノイズ(高速道路の継ぎ目他)がやや気になりました。
2階部分は全座席が料金不要の普通席(3列デラックス・シート※後述します)となります。
JR東海バス 新東名Sライナー④廃車
この車両も上記①と同様に三菱ふそうのダブルデッカー「エアロキング」となります。
こちらは「ビジネス・シート」対応車両となり、前方ドア付近に「ビジネス・シート」のステッカーが貼られています。
「ビジネスシート」は2階前部に6席が設定されています。
座席自体が普通席より大型であり、前後スペースも広くとられています。わずか500円追加をすれば快適な移動が約束されます。
ビジネスシート周辺。後述する普通席との差は歴然です。可動式オットマンが装備ですが、足の短い私は前座席まで届きませんでした。
こちらは2階部分の普通席(3列シート)です。
昼便としては貴重な3列シートの運行車両、しかもデラックス・シート仕様となります。
シートカラーは複数存在するようです。
普通席周辺。一部以外の各座席にはフットレストが装備されており、上着掛けに使えるハンガーも用意されています。
JR東海バス 新東名Sライナー⑤廃車
この車両も上記①と同様に三菱ふそうのダブルデッカー「エアロキング」となります。
こちらは全席普通席「3列(デラックス)シート」の車両です。特別料金席はありません。
2階部分となります。
上記②の車両と座席色は違いますが、同様の3列普通席(デラックス・シート)となります。
一部座席を除いてフットレスト、靴を脱いで前座席下への足置きが装備されています。
(私の座席はフットレストが動作しませんでした)
JR東海バス 新東名Sライナー⑥廃車
この車両も上記①と同様に三菱ふそうのダブルデッカー「エアロキング」となります。
こちらは全席普通席「3列(ノーマル)シート」車両となります。特別席はありません。
(外観は③と同写真)
車両の2階部分となります。
座席の色も仕様も違う普通席(レギュラーシート)となります。同じ金額で・・・この差は何?
予想ですがこのシートはバス製造会社標準の座席と思われます。
デラックスシートよりも肘置きなどシート全体が見劣りしています。
それでも一部座席以外にフットレスト、靴を脱いでの足置きは装備されています。
JR東海バス ドリームなごや廃車
東名ハイウェイバスの深夜便とお考えください。
主に東京駅(新木場駅)~名古屋駅 (JR岐阜駅)などを東名高速走行にて結んでいます。
こちらは恐らく、前述のJR東海バス 新東名Sライナー①と同型設備の車両と推測されますが、こちらでは2階座席(3列デラックスシート)をご紹介します。
実はこの時スーツで乗車したので、各座席にあるハンガーが大変にうれしかったです。
余裕で寝られました。
早朝の名古屋駅到着便(左)と深夜バス発車の東京駅バスターミナル


JR東海バス ドリームなごや(2020/10/21乗車)
上記便の新型ダブルデッカー車「アストロメガ」です。
以前乗車したJRバス関東のアストロメガは、全座席4列シートでした。一方JR東海バスでは1階部分は4列シート、2階部分は全3列シート、さらに3列シートは新機構となる「クレイドル・シート」採用です。
写真は全て2階部分となります。B,Cシート。
A,Bシート間は通路に。
全席カーテンがあります。
可動式ヘッドレストとフットレスト。
前席下部には折りたたみの足置き。
窓際天井
消灯後車内。
個人的には前のバスが良かったです。座席フィット感は良好ですが、居心地が…うーむ。
JRバス関東 新東名Sライナー(2020/9/28乗車)
追記中です。
特に不満はありませんでした。
JRバス関東 新東名Sライナー②
こちらはJRバス関東の車両紹介となります。
詳細な愚痴は省略しますが「エアロキング」です。
車体にはでかでかと「青春エコドリーム※」と書いてありますから・・個人的には久々に高速バス移動で疲れました。
※深夜の格安便
車両外観には自己主張が。
「貴様、新東名スーパーライナーではないな!?」
つーかさ、Ecoって何よ?割引なし時にゃ5,000円を超える運賃なのに・・・


1階部…狭いせまい、見た目から座席の前後左右全部が狭いのです。
当然2階だって狭い。
座席は小さい癖に4列を詰め込んだ結果、大抵は体を横にしないと通路を進めません。


「電源は2人で1つよ」って喧嘩にならんのでしようか。トイレとWi-Fiはお情け?でついています。


上記、最初は代車運用と考えていたら…また別の日にエンカウント。定期運用の罠でした。
上記と同タイプの別車両です。
・・・貶しているのに何でこんなに写真があるかって?
最速・東京7:30発の新東名Sライナー1号に運行設定※されたから、乗るしかないのです。
※Sライナー1号での運行は2020/3/15迄
よく見ると…エコすぎて座席上の荷物置きまでないのです。ざーけんな!
今回この座席(10D)は正直辛かった…窓際のダクトが右足に当たり続けるのです。
10A-10Dの4座席ついて、シートピッチ「だけ」は他座席より広いのです。


座席は少々リクライニングしますが、後座席に人が居る場合、張り合う勇気と度胸も必要ですね
JRバス関東 新東名Sライナー③
こちらの車両は三菱ふそうのハイデッカー「エアロエース」となります。
各座席に電源があり、トイレは最後尾部分に設置してあります。
こちらは「4列シート(ワイド)」車両となり、特別席はありません。
座席配置のイメージです。
4列シートですが幅広シート(楽座シート)採用による厚さのある背ずりなど質の向上、十分な足元スペースなど頑張っていると感じました。
JR東海バスのように靴を脱いでの足置きは装備されていません。
JRバス関東 新東名Sライナー④ 運用離脱
この車両は2019年に新投入された、新型のダブルデッカー車「アストロメガ」です。
開発は海外のスウェーデンSCANIA社とベルギーVanHool社です。
バス通に言わせると「海外のバスメーカーで唯一日本国内の保安基準を満たした」と、いい走りのバスだそうです。
確かに高速走行中も安定走行、静粛性も高いと感じました。
恐らくですが、2020年現在では京阪神路線に移動した模様です。


1階部分です。
車内は全4列シート、トイレは1階に設置してあります。
JRバス関東は「ヨーロピアンスタイル」を押し出しています。
2階部分です。
車両後部と前部ですが、見事なまでの4列シート。
新型車だからか満席状態でも息苦しさはありませんでした。


個人的には「座面が狭い」「ホールド感が強すぎる」と感じました。
電源は座席によりUSBポート付ケーブルが、前座席背もたれから生えています。
この座席は…電源が1つしかなさそうでした。(乗車当時)
・・・私は4列シートが超嫌いです。憎悪していると言っても良い程です。
JRバス関東 新東名Sライナー⑤廃車
JRバス関東版の「エアロキング」です。
同社の他路線では運用中形式ですが、東名ハイウェイバスからは撤退したと思われます。
以前はこの車両が東京駅7:30発となっていたので、3列シート大好きな私は狙い撃ちをしていました。
一部以外の各座席にはフットレストが装備されています。
予想ですがこの車両のシートは、バス製造会社の標準座席と思われます。
前後幅も十分すぎるほどあります。
2階先頭席は眺望は最高ですが、昼便では日差しとの戦いとなります。確か足置きもありません。
1階席は天井が低い気がします。また、トイレは1階に設置されています。
JRバステック スーパーライナー
JRバステックはJRバス関東の完全子会社です。
この時の私は、名古屋便高速バスを理解しておらずに「スーパーライナー」を選択した上、東名高速の渋滞により7時間以上は乗車をしていました。
こちらの車両は三菱ふそうの「エアロエース」、ハイデッカーとなります。
車内は全座席幅広4列シート、トイレは設置してあります。
座席間の肘置も普通4列シート者と比較すると幅広です。
JRバス関東 上州ゆめぐり号
新宿と草津温泉(基本は伊香保温泉経由)を運行しています。
「高速バス」ではありますが、渋川I.C.以降は全て一般道を走行するため、高速道路走行時間の割合が低い路線です。
こちらの車両は三菱ふそうのハイデッカー「エアロエース」となります。
車内は全座席幅広4列シートに各座席電源付き、トイレは後方に設置してあります。
草津温泉イメージキャラクター「ゆもみちゃん」のかわゆいプリントもあります。一時期ファンでした。
車内について、以下写真の座席構成は現存しておりません。
〜以前は座席1,2番がアッパークラスシートである「Gシート」装備車両がありました。
Gシート運行便では500円の追加料金で「大型座席・3列シート・前後幅広い・肘置優雅使用」が手に入り幸せでした。
前列ヘッドレスト装備席が「Gシート」です。後方の標準4列シートと比較すると、座席のサイズから違います。そして私は頻繁にGシート利用で草津温泉に行っていました。
・・・しかし数年前にJRバス関東は「Gシートを廃止して全座席を幅広4列シートに置換」を公式に発表・装備変更をしました。
こちらも現存しないであろう、全座席「標準4列シート」の車両です。
現在は全座席「幅広4列シート」に交換済みかと思います。
(現在の車内設備は前述の「新東名Sライナー」4列シート車両と同様と思われます)
シート自体に厚みもあります。
JRバス関東 那須・塩原号
新宿と那須温泉を運行する路となり、後述する(旧)東野交通との共同運行となります。
こちらの車両は日野自動車のハイデッカー「セレガ」となります。
車内は全座席幅広4列シートに各座席電源付き、トイレは後方に設置してあります。
車内設備は前述の「新東名Sライナー」4列シート車両と同様です。
JRバス関東 東海道昼特急号
東京・大阪(京都経由)で運行しています。
新幹線よりもかなり価格が抑え込めますが、定時運行で全行程を8.5時間かけて走行します。
この車両は三菱ふそうのダブルデッカー「エアロキング」となります。
(実際の乗車は相当以前となり、現在では座席などの装備が変更されている可能性もあります)
全座席3列シートです。一部を除く各座席にはフットレストが装備されています。
ウィラーエクスプレス 「リボーン」
今や真当な高速路線バスとなったウィラー、初利用は3列シート車両に乗車しました。移動自体はなかなか快適でしたが、なんでトイレないのかな。
3列シート×6の18人が定員です。
シートのリクライニング、フットレスト操作はリモコン。(ワイヤード)
足は前座席下に置けます。
京王電鉄バス 新宿-長野線 (プライム車)
東京と長野間で運行中の高速バスとなり、後述アルピコ交通との共同運行となります。
「プライムシート仕様」車両は通常車両より豪華で快適装備となります。
こちらの車両は三菱ふそうのハイデッカー「エアロエース」となります。
車内は全1+2列シート、トイレは特別広い個室が設置してあります。
プライム仕様車両の座席は、独立1席+2列の3列シートとなります。
一部を除いた各座席には、フットレストが装備されています。
登場時には「プライムシングル」として売り出された独立座席には電源とカーテンが追加装備されています。
2012年登場時にはシングル席追加料金が1,000円必要でしたが、後日500円に値下げされ、現在では追加料金なしとなりました。なんてこったい。
わかりづらい写真ですが、最後尾には着替えも出来るワイドな洗面所があります。
アルピコ交通 長野-新宿線 (プライム車)
東京と長野間で運行中の高速バスとなり、前述京王バスと共同運行となります。
「プライムシート仕様」車両は通常車両よりも豪華で快適装備となります。
こちらの車両は三菱ふそうのハイデッカー「エアロエース」となります。
車内は全1+2列シート、トイレは特別広い個室が設置してあります。
京王バスのプライム車両と同様の仕様・運行となります。
ただし、アルピコ車両は全座席に電源が装備されています。
岐阜バス 高速岐阜八幡線
岐阜と郡上八幡で運行をしており、今回の路線で予約不要の路線となります。
郡上市周辺は鉄道が活発ではないため、安くて速い高速バスが有利です。
この車両は三菱ふそうのハイデッカー「エアロエース」となります。
全座席標準4列シート、各座席に電源があります。トイレはありませんが所要時間は2時間を切るため心配は不要と思います。
座席前後がやや狭く感じられます。
同区間を運用していたこちらの車両は、三菱ふそうのハイデッカー「エアロバス」となります。
内装については記憶と記録がありません。
アルピコ交通 松本-高山線
長野県松本と岐阜県高山間で運行をしており、予約不要の路線となります。
・・・実は有料道路は運行しますが、高速道路は走行をしません。
全座席標準4列シート、電源・トイレはありません。
濃飛バス 高山-松本線
長野県松本と岐阜県高山間で運行をしており、予約不要の路線となります。
・・・実は有料道路は運行しますが、高速道路は利用しません。
全座席標準4列シート、トイレはありません。
なぜか電源は2系統あります。


東野交通 那須・塩原号
新宿と那須温泉を運行する路線となり、前述JR巻頭バスとの共同運行となります。
・・・しかし「東野(とうや)交通」は2018年に関東自動車株式会社と統合、名称消滅しました。(現在の運行車両及び装備は未確認となります)
こちらの車両は日野自動車のハイデッカー「セレガ」となります。
JRバスの幅広座席採用に対してこちらは標準4列シートではないかと思われます。また、電源なし、2列座席の間の肘置無しと記憶しています。トイレは後方に設置してあります。
杉崎高速バス
私が利用した中で唯一「まとも」と感想の格安高速バスでした。
日光自然博物館 低公害バス
自然豊かな奥日光を走行する低公害バス「わたすけ号」、実は短距離路線バスです。
「高速バス車両・設備」の紹介は以上となります
次項「おまけ的追記集」となります
バス写真
珍しい車両ではありません。(撮影した車両については理解もしていません)
追記 一般道路線バスなど車内
割と旅行く先で適当に撮影をしています。
追記 バス関連なんでも写真
おそらくは以前の東京駅バスターミナルです。
工事中のバスタ新宿。
私論 高速バスの「快適さ」「安さ」どこまで追求?
近頃では東京・大阪間などで、個室並みの空間を提供する高速バスも運行されています。
しかし価格は「ぷらこま」よりも高価なことが多く、夜間移動を必要としない私には縁がありません。
更に日本の道交法で高速バス座席は、フルフラットに倒すことができないため、個人的には高級夜行バスには興味がありません。
私は3列独立シートに電源が装備され、フリーWi-Fiと洗面所があれば十分に快適と感じます。
そして高速バスには「新幹線と比較時、いかにして大垣まで安価で行けるのか」を常に求めています。
ただし「安さを求めて」はおりますが、現在は廃止された「格安ツアーバス」について私は一切の利用経験はありません。
個人的には「JR系バス会社」「鉄道系バス会社」「古くからのNBA(公益社団法人日本バス協会)会員会社」を便選択の目安としています。
サービスエリアにバス大集合の図
バスはよく群れるw
はとバスチームさん
最後に
9/28 追記
本日現在、記事内容更新中です。
実はSNSではブツクサと文句をたれていましたが、今回の更新から「新東名スーパーライナー」に限り、JR東海バス車両の推奨とさせていただきました。
そして久々に夜行バス「ドリームなごや16号」などに相次いで乗車をしましたが、3列シート車両の快適さは昔とは比較になりませんでした。
ところで当ブログには同じ「東京〜名古屋」間を比較的安価で移動可能な「ぷらっとこだま」(近頃はスマートEXに駆逐されそう)の記事もございます。下記リンクより是非ご覧くださいませ。
それでは良い旅を。
今回は以上となります。
是非あわせてご覧ください
ブログ内には他にも運輸記事があります。見てやってください。