次回の岐阜で過ごしたい一日を空想する

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ちょうどひと月先となる9月初旬より、岐阜県に長めの滞在を予定中である。

現在特になにかをやり遂げる…などの目的はないのであるが、それがまた良いのである。

 

朝は早めに起床するのが大事とし、贅沢にも宿の朝風呂を浴びるとそそくさと宿を出発して岐阜駅へと向かう。

朝食は岐阜駅前のパン屋の惣菜パンを駅広場でかぶりつく。若しくは少しの間我慢をして、大垣市役所内8階食堂にて優雅なモーニング(茶碗蒸しはない)を頂きながら、朝の大垣市街地を軽く見渡す。この時私は17階建ての大垣共立銀行本店ビルと、「聲の形」の聖地スポットのひとつ大垣市立病院を確認することを忘れない。

 

そのあとは天候に恵まれた日ならば、船町から杭瀬川までをのんびりと歩くのだが、杭瀬川岸の道とは運が良ければ周囲に人はおらず、このことに更に気を佳くした私は即興で歌いながら、対岸の遥かに見える養老山脈や伊吹山、また真近の鉄橋を疾走する東海道新幹線を落ち着きなく順に見渡すのが癖になっている。

 

美濃青柳周辺まで歩くと「そろそろ戻るか」と、里心ついた子の様に船町へと徒歩で戻るのだが、ここで大事なのが帰りは川岸の道とは異なる風景を求め、青柳駅近くのイビデンから大垣工業高校横のバス通りをせっせと歩くのだ。

小一時間かけて船町近くまで戻ると、そろそろ昼時間且つ喉も渇いてくる。「むすびの地」にて大垣の地酒を極々軽くいただくか、市役所近くの酒屋で瓶ビールと豆腐にするか、食堂で大ジョッキを飲み干しながら定食を平らげようか…これは本日一番の重大な選択となる…と思う。

 

ところで、午後の大垣での活動は昼飯と昼酒の量にも依るが、行き過ぎた場合は倦怠感にあっさりと私は負け、そのまま岐阜の宿に逃げ帰ったことも一度や二度ではない。

ほどほどに意欲が残る私なら、船町から水門川岸の遊歩道を大垣駅近くまで歩くだろう。この遊歩道ルートには3箇所ほどの湧水から自由に水が飲めるので、喉と財布にとてもやさしい散歩道に感謝しなければ…と夏には特に思う。

しかし「この暑さもいよいよ堪えた」となったのならば、郭町にある大垣銘菓水まんじゅうかき氷(水まん氷)をかきこめば、一気に体中の温度が快適に戻るというもの。

 

大垣駅から列車で10分で岐阜駅となるので、寂しさを感じる暇は全くないのも嬉しい。

 

岐阜駅近くの商店で焼き鮎、からし豆腐、地元野菜に岐阜県の地酒を買い求ると、まだ日の高い街をそそくさと宿に帰ると、夕方までに洗濯と入浴を終わらせ、あとは部屋のテレビで岐阜の番組を楽しみながら、岐阜県名産尽くしの夕飯に舌鼓を打ち、器用にSNSに文章を打ち込む…岐阜の夜は更けてゆく。

 

「このような日々を毎日続けたい」と強く念じる私なのだ。はよう来い九月。

 

今回は以上となります。