新規投稿 2019/05/26・最終更新 2024/02/06
今回は名古屋駅~東京駅を運行中のJR高速バス「新東名スーパーライナー(東名ハイウェイバス)」紹介記事となります。併せて新東名スーパーライナーを主に、国内高速バス車両のインテリア紹介項目もございます。
ご注意
・運行バス車両と車内設備等は乗車時によって異なります
・運行車両や車内設備は乗車(取材)当時の情報となります
・車内電源は「USB端子」「AC」方式どちらかとなります
ご案内
本日現在、本記事には「中央ライナーなごや(2024年2月29日廃止)」バス便など記載がございます。すでに運行終了の路線につきご留意ください。
はじめに
国内都市間の中長距離となる移動時の公共交通機関といえば、航空(国内線)または鉄道(新幹線)が第一選択肢となるのは必然でしょう。そして近年は本記事で紹介する「高速バス」も重要な選択肢の1つとなりました。
航空・鉄道路線と高速バス路線を比較した場合、高速バス路線は「1. 一般的に航空・鉄道よりも低価格」「路線により昼夜関係なく毎日運行」「都市部に加えて市町村部に伸びる路線網」こそが最大の強みとなります。JR名古屋バスターミナル
移動時間については他2路線に大きく負ける場合もありますが、路線により特に在来線特急とは遜色ない所要時間も可能です。ある高速バス運行路線(東京都~千葉県)については、従来の鉄道路線(特急)との旅客争奪戦を勝利した結果、鉄道特急は毎年減便している例もあります。足柄サービスエリアからの富士山
その他では、現在も新宿(東京都)〜松本(長野県)の競合は熾烈であり、数十年以上「特急列車vs高速バス」競争の続く路線も存在しているようです。
本記事主題となる名古屋東京間の主要路線については、高速バス(10事業者以上)・東海道新幹線・航空(大手2社)の路線が競合しているかと思います。JR東海バスの最新鋭2階建てバス車両
…私事にて恐縮ですが…2016年秋以降に関東より岐阜県大垣市への旅行回数が爆発的に増加、東京名古屋間の新幹線移動を高速バスへと変更することで、移動価格を抑えるなどのメリットを享受しております。
今回は特に執筆者利用頻度の高い高速バス便「新東名スーパーライナー」を中心に、同区間の昼夜行便も含めた「簡単で詳しく紹介」した後、「新東名スーパーライナー」などのバス車両(外装内装)のご紹介をいたします。
※運行・運賃料金の最新正確な情報は各事業社の公式HPをご覧ください
次項「東名ハイウェイバス」路線と便の紹介となります
「東名ハイウェイバス」紹介
東京駅(新宿駅)-静岡市-浜松市-豊田市-名古屋駅(※1)を主に、首都高速・東名高速・新東名高速・名古屋高速を昼間運行するJR高速バス総称が「東名ハイウェイバス(正式には東名高速線)」となります。
東名ハイウェイバスは国鉄バス時代に開通した後、現在ではジェイアールバス関東(以下「JRバス関東」)、ジェイアールバステック(以下「JRバステック」)、ジェイール東海バス(以下「JR東海バス」)3社での共同運行となります。(時刻表に各便の担当会社掲載)
JRバス関東㈱は東日本旅客鉄道㈱、JR東海バス㈱は東海旅客鉄道㈱と、それぞれ鉄道事業者の完全子会社となります。JRバステック㈱については現在、JRバス関東の完全子会社となります。JR東海バスとJRバス関東の並び
以下簡潔となりますが、上記3社ごとのバス車両(一例)を紹介します。
JRバス関東所属の車両(一例)。特徴として緑色のJRロゴ、バス側面後部には「JR BUS KANTO」の表記となります。
JRバステック所属の車両(一例)。特徴として緑色のJRロゴ、バス側面中央に「Swallow Express」、「JR BUS KANTO」の表記となります。
JR東海バス所属の車両(一例)。特徴として橙色のJRロゴ、バス側面後部には「HIGHWAY BUS」、「JR東海バス」の表記となります。
ちなみに私個人としての推しは、JR東海バスの担当便(車両)となるのですが、理由については記事内7項「バス車両紹介」にて紹介しています。本記事の主題となる「新東名スーパーライナー」も、その中に複数存在する便名の1種別に相当します。以下、参考までに東名ハイウェイバスに設定の便をご紹介いたします。※2
※1 東京行が「上り」名古屋行が「下り」便設定となります
※2 本項目では新宿便及び「中央ライナーなごや」は省略します
■急行
東京 - 静岡の全停留所に停車する便 (東名)JRバステック所属車両の急行便
■特急
東京-浜松間の8割程度の停留所に停車する便 (東名ライナー)
■超特急
1.東京-静岡/浜松間の6割程度の停留所に停車する便
2.東京-名古屋間6割程度の停留所停車する便 (東名スーパーライナー) JRバス関東所属車両の超特急便
■直行
1.東京-名古屋間 停留所なし (新東名スーパーライナー) ※本記事のメイン
2.東京(新宿)-名古屋間 停留所なし (新東名スーパーライナー新宿)※本記事のメイン
3.東京-名古屋間 停留所なし (東名スーパーライナー) JR東海バス所属車両の直行便
JR東海バスが運行担当する特定の便については、2階座席が新型3列シートも選択可能な2階建バスを運行中です。JR東海バス所属の3列シート車両
東名ハイウェイバスでは現在、東京発〜名古屋方面に1日約30便が運行しており、その大部分を「新東名スーパーライナー(10便)」「新東名スーパーライナー新宿(3便)」して「東名スーパーライナー(10便)」が占めています。
これらは便ごとに異なる発着地・停留所設定もありますが、本記事では東京・名古屋間高速バスならば、最短所要時間を快適空間で結ぶ「新東名スーパーライナー」をおすすめいたします。
次項「新東名Sライナー」の特徴紹介となります
「新東名スーパーライナー」の特徴
前項にて解説の通り、東京名古屋間の高速バス路線「東名ハイウェイバス」に混在する複数便のうち、最速を誇る便が「新東名スーパーライナー」となります。JR東海バス所属車両の「新東名スーパーライナー」
新東名スーパーライナーを鉄道に例えると東海道新幹線の「のぞみ」、東北新幹線の「はやぶさ」相当の速達便であり、東名ハイウェイバスに存在する他便と比較をすると、特に以下3項目が速達特徴として挙げられます。
「途中にバス停なし」
「新東名高速を走行」
「一般道走行距離が短い」
基本的に便による運賃料金差は発生せず、利用に際しては一切の負担はありません。執筆者的にも「事前予約(特に週末便)が難しい」「早期予約の割引率が低い(予想)」程度の軽いネガティブ感想のみとなります。
次項「東名ハイウェイバス」の路線・便の紹介となります
新東名スーパーライナーと東名スーパーライナーを比較
普段の執筆者は基本「新東名スーパーライナー」を利用しつつ、気分次第で「東名スーパーライナー」にも乗車します。
東名ハイウェイバスにおける主力便「新東名スーパーライナー」と「東名スーパーライナー」、2便ともに運行区間は東京名古屋駅間ですが、大部分異なる走行ルート及び、停車・休憩地それぞれに設定されています。
各便ごとの違いは前述の通りですが、実際の乗車体験+前項で挙げた「新東名スーパーライナーの3つの速達特徴」をもとに、この2便の差異をご紹介します。
これは利用客に大きな特徴があるようです。JRバス関東所属車両の「新東名スーパーライナー」
①新東名Sライナーは「途中バス停なし」
「東名スーパーライナー」では東名高速の本線脇または、インターチェンジ入口付近設置のバス停を必ず通ります。概算ですがその数は25停留所を超えます。
東名高速区間ではインターチェンジ外設置のバス停も少なくないため、頻繁に高速道路を出入りする必要があります。
さらに名古屋市内での一般道にも「栄」「千種」「名古屋インター」などバス停が複数箇所設置されています。名古屋市内にも複数停留所のあるスーパーライナー
一方の新東名スーパーライナーには、高速道路には一箇所のバス停設定が無い(※)ため、確実に所要時間の短縮が可能となります。
※上り東京方面便は「用賀」「霞ヶ関」下車のみ可能
②新東名Sライナーは「新東名高速走行」
東名スーパーライナーは一般道・都市高速の一部区間以外は東名高速を走行します。
・東名高速は主に2車線区間、また全区間内の最高制限速度は100km/s
新東名スーパーライナーはその大部分を2012年に開通した、新東名高速(神奈川県の海老名JCT~愛知県豊田JCT)を走行します。
新東名高速「御殿場〜浜松いなさ」間の車線構造ついては、道路構造令第1種第1級(車線数や車線幅など等級)の高規格となっており、3車線ならばほぼ全区間での最高速度が120km/h※に引き上げられています。
・新東名高速は7割の区間3車線、3車線区間の最高制限速度は120km/s
さらに沿岸の主要都市を結ぶため、曲線区間の多い東名高速とは違い、線形自体が直線部分多いこととからも、大幅な所要時間の短縮が可能です。
※新東名スーパーライナーの営業最高速度は120km/s
③新東名Sライナーは「一般道路走行が短い」
これは名古屋市街地の走行ルート差が深く関係しています。
「スーパーライナー」は名古屋インター〜名古屋駅間の約15kmについて、市街地一般主要道を走行しています。
栄・千種など名古屋市有数の繁華街経由、もちろん乗降客対応も発生することから、所要時間にして約30分の市街地走行となります。スーパーライナーの総一般道走行時間は50分を超えることも
それと比較しての新東名スーパーライナーは、名古屋駅最寄り出口まで都市高速ルートを走行するため、名古屋市内の一般道走行時間は10分程度となります。新東名スーパーライナー名古屋高速からの車窓には名古屋駅が至近に
「新東名スーパーライナー」の一般道走行時間は、全行程5時間のうち20分程度と予想します。
④結果 所要時間5時間と6時間
東名スーパーライナーでの標準所要時間は約6時間のところ、新東名スーパーライナーでは平均所要時間が5時間となる運行も可能となっています。足柄で休憩中の「新東名スーパーライナー」上り最終便 (JRバステック車両)
参考までに。
当日の道路天候状況にもよりますが、各バス停の定刻前出発が出来ない東名スーパーライナーでは、必ず時刻表通りor延着での運行となります。途中に乗車バス停のない新東名スーパーライナーでは、時刻表通りor若干の早着での運行になることも。
⑤新東名スーパーライナーは2種類
「新東名スーパーライナー」は「新東名スーパーライナー新宿」も1日3往復運行しています。運行経路は名古屋駅~新宿駅(降車のみ)~東京駅となっており、西東京地区へとのアクセスが良好です。JR東海バス所属車両の新宿直行便
⑥おまけ「女性専用席がある」
「新東名スーパーライナー」では3列と4列シート便が混在をしていますが、どちらの便でも「女性専用」として乗車券をネット購入時、隣座席は必ず女性(または空席)となります。(※1)
※1 女性専用座席は一部の便で対応
⑦「スーパーライナー」の存在理由とは
ここまで新東名スーパーライナーを褒めちぎりましたが、最後に東名スーパーライナーについても軽くご紹介します。
「スーパーライナー」に数度乗車・観察をしていると、特に愛知県と静岡県内の都市部バス停において、旅客乗降が頻繁に行われており、例えば「浜松~栄」「名古屋インター~東名豊田」バス停の様な中距離区間に関してならば、通勤通学・休日移動に利用されている「鉄道より利便性の高い」人気区間であると考えられます。特に上り名古屋インター~浜松間、下り浜松~栄(名古屋市)間で乗降車客が多い
実際の乗車時に車内が閑散としたのは、名古屋の繁華街となる栄~終着名古屋駅の僅かな区間のみで、他区間は頻繁に乗客が入れ替わっていたと記憶しています。東京駅発の「スーパーライナー」乗車列 (JRバステック車両)
東名スーパーライナーとは神奈川県~静岡県~愛知県を結ぶ生活路線として、静岡県を冷遇するJR東海在来線の代わりとして日々、利用され続けている重要な路線の様です(執筆者感想)。
次項では「新東名Sライナー」発着場所となります
「新東名スーパーライナー」発着場所
こちらでは東京と名古屋(岐阜)での発着ターミナルをご紹介します。
「新東名スーパーライナー」は東京駅、名古屋駅に隣接するバスターミナルが発着場所(バス停)となります。
と言いましても…高速バスの発着場所は東京駅周辺は6箇所、名古屋駅周辺に4箇所以上はあります。(新宿駅はバスタ新宿に集約)東京駅高速バスターミナル(八重洲口)
こちらでは「新東名スーパーライナー」便の発着地となる。名古屋・東京・新宿バスターミナル及び、東名ハイウェイバスの夜行版「ドリームとよた(岐阜行)」便発着場所も夜のバスターミナル風景でご紹介いたします。
東海地区バスターミナル(愛知県名古屋市)
名古屋駅周辺には超高層ビルと、大型商業施設などが立ち並びます。しかし「繁華街・歓楽街」は名古屋駅付近ではなく、至近にある街の金山・栄・千種となるようです。
■名古屋駅(新幹線口) JR名古屋バスターミナル
JR名古屋駅太閤口(東海道新幹線側)が「名古屋駅(新幹線口) JR名古屋バスターミナル」の所在地です。「新東名スーパーライナー」の全便がこちらを発着としています。
バスターミナル施設はJR名古屋駅太閤口徒歩1分未満の位置です。駅反対(桜通口)が所在となる「名鉄バスセンター」や「名古屋駅バスターミナル」と間違わないようにしましょう。
JR名古屋駅太閤口からのバスターミナル。
事前のオンライン予約・発券が可能な「高速バスネット」。おすすめ。
バスターミナル内には有人窓口と券売機による乗車券の購入、併設の待合室には飲料と菓子類の自販機が設置してあります。売店と洗面所はありませんが、
私自身はJR高速バス予約サイト「高速バスネット」での事前予約・購入派であり、窓口と券売機はよくわかりません。
バス乗り場全景。
バス乗り場(1,2番線)はバスターミナル隣接です。
バス乗り場(手前3番線~)。リニア新幹線名古屋駅を隣接地下部に建設中。
「新東名スーパーライナー(新宿含)」は3番線からの出発です(2024/3/4現在)。
夜のJR名古屋駅とバスターミナル。
早朝のJR名古屋とバスターミナル
未調査となりますが、間違いなくJR高速バスのためのバスターミナルでしょう。
東海地区バスターミナル(岐阜県岐阜市)
JR岐阜駅より北には近年再開発が進む超高層ビル群、ビジネス街、歓楽街、歴史・観光施設が揃っており、駅南は閑静な住宅街が続いています。
■JR岐阜駅バスターミナル(参考掲載)
JR岐阜駅北口のロータリーが「JR岐阜駅バスターミナル」(名称は「JR岐阜」)の所在地です。「ドリームなごや(岐阜駅~東京駅)」が1日1便発着しています。
JR岐阜駅バスターミナルは長良川口(1F)より徒歩0分です。
JR岐阜駅側に並ぶ5番乗り場となります。バス停前には屋根とベンチがあります。
「ドリームなごや」東京行は5番線より22時発車です。
関東地区バスターミナル(東京都中央区)
■JRバス 東京駅高速バスターミナル (日中)
東京駅八重洲中央口または、八重洲中央南口(東海道新幹線側)のグランルーフ下が「東京駅高速バスターミナル」(乗車場所)となります。施設名称の通りJRバスグループのバスターミナルと認識してください。
高速バスの出発ホーム1番線寄りに東京駅八重洲南口、9番線寄りにバスターミナル施設となります。
(参考)空港便や事前に座席予約できないバスの乗り場は、このように大混雑することも。
バスターミナル内では、券売機または窓口での乗車券購入が可能です。待合室・洗面所設備や自販機設置もあります。バスターミナル内に売店があります。
ターミナルと乗り場は隣接しています。
バスターミナル施設(窓口)は6時より、施設内売店は7時半より営業開始です。
窓口では便ごとの空席情報も参照可能です。
同じ目的地便でも夜行バスと日中バスでは発車場所がことなる場合も。
「新東名スーパーライナー」乗車には前もって乗車券購入が必要となります。
施設内売店全景。
売店(閉店中/開店中)
スマートフォン充電サービスも設置。
窓口奥に待合室と洗面所があります。
待合室全景。
待合室からのバスターミナル施設全景。
それぞれのバス乗場からは、10分間隔での出発時刻が組まれているようです。バス入線は出発時刻10分前となり、入線と同時に案内放送が流れます。
「新東名スーパーライナー」は9番線からの出発となります。
余談となりますが、東京駅構内の駅弁屋(要駅入場)と、八重洲北口内すぐのキオスクを重宝しています。
■JRバス 東京駅高速バスターミナル (夜間)
夜間「新東名スーパーライナー」に代わって走る(東名高速走行)のは「ドリームなごや」となります。毎晩1便の岐阜駅直行便があるため、夜のバスターミナルも編集者はボチボチ利用経験があります。
バスターミナル施設(窓口)は0時までの営業となります。
それぞれのバス乗場からは、20分間隔での出発時刻が組まれているようです。
「ドリームなごや」岐阜行は1番線からの出発となります。
日中と同様に出発時刻10分前のバス入線となります。
■東京駅日本橋口 (降車場)
上記の東京駅高速バスターミナルは出発専用となるため、到着エリアが付近に別途整備されています。(図下〇は乗車場所、上〇が下車場所)
「新東名スーパーライナー」を含む、東京駅高速バスターミナルを利用する全ての高速バスは、こちらの「東京駅日本橋口」前に到着をします。
東京駅構内です。左通路の突き当たりには八重洲南口(バスターミナル)です。
夜の日本橋口に到着した新東名スーパーライナー。
広くない敷地のため、施設内にて渋滞も発生します。
関東地区バスターミナル(東京都新宿区)
■新宿南口交通ターミナル (バスタ新宿)
JR新宿駅南口/新南口直結のバスターミナル「バスタ新宿」からは、1日3便「新東名スーパーライナー新宿」の発着があります。
2022年6月現在、国内最大規模のバスターミナルとなります。
発券所、待合室やコンビニエンスストアなど、また全便の出発バス停は4回部分となります。
バスタ内には窓口と券売機が並び、待合スペースに洗面所、コンビニに土産ショップが営業中です。
JRなど既存の高速路線バスとかつての「ツアーバス(現在は路線)」が同居する、国内でも珍しいバスターミナル。そのため発車時刻表もすごい量です。
ターミナル4階屋上部が発車フロア、3階部が到着フロアとなっています。
夕刻発車(当時)の「新東名スーパーライナー新宿」。
2階降車バス停に到着のスーパーライナー新宿号。こちらはJRバス関東・京王バスなど11社出資による新会社の運営となります。
次項では「新東名Sライナー」の行程紹介となります
「新東名スーパーライナー」行程紹介
こちらでは「新東名スーパーライナー」「新東名スーパーライナー新宿」の行程を簡潔にご紹介いたします。記事執筆者が関東在住のため、内容が東京発名古屋着となっており、この日は7:30発となる新東名スーパーライナーに乗車しました。
1. 東京駅高速バスターミナルから出発をします。ターミナル設置の液晶案内をはじめ、バス入線前には発車番線などアナウンスがあります。
バスターミナル目前に並ぶバス乗り場。
上記場所は以下写真の「現在地」となります。
また出発便時間案内はターミナル内に複数設置してあります。
発車10分前の7:20になると乗車するバスが入線してきました。このバスは事前座席指定便のため、バス入線にあわせて旅客が乗り場に集まるようです。
JR東海バス担当便バス入線と同時に乗務員による改札が開始です。(注1,2)
(注1) JR東海バスでは乗務員が車外にて改札(QRコードまたは乗車券提示)
(注2) JRバス関東・バステックでは車内にて改札(運転席横リーダーにQRコードまたは乗車券提示)
バス入線と同時に乗務員による改札が開始です。トランクなどの大型荷物は、破損盗難補償に対応しない(自己責任)荷物室に収容可能です。
この便はほぼ満席となっていましたが、東名ハイウェイバスの車両については、一般的な観光バス(または格安高速バス)以上には快適空間だと思います。
JR東海バス車両なのでフットレストもあります。
2. 出発をすると、以降のバス停は一切ありませんが、東名高速上「足柄」と新東名高速上「遠州森町」で、それぞれ10分〜20分程度の休憩が設定されています。休憩時には提示される出発時刻を厳守しましょう。
足柄サービスエリア到着は9:10頃でした。
足柄サービスエリアはでかいです。
トイレ個室はマルチリンガル対応です。
10:50頃遠州森町パーキングエリアに到着です。
遠州森町パーキングエリアは開業が2012年、トイレもピカピカです。
個人的にここでの安倍川もち購入は外せません。道路事情などにより、休憩場所が変更となる場合もあります
横に長い静岡県をひたすら走行。
年末の帰省・旅行シーズンのため車内はほぼ満席でした。
3. 出発から約5時間で名古屋駅新幹線口バスターミナルに到着しました(渋滞などによる影響から12:50着)。おつかれ様です。
(参考) 名古屋駅発便では上記の逆行程となりますが、東京方面便についてのみ「用賀出口※」「霞ヶ関」にて下車(専用)が可能です。
※早朝の霞が関バス停と写真下・用賀は混雑時に通過することもあり
以上、ここまでが新東名スーパーライナーについてのご紹介となります。
次項では「新東名スーパーライナー」の運行車両紹介となります
「新東名スーパーライナー」など便と車両紹介
本項では「東名ハイウェイバス」をメインに「中央ライナー」「ドリームなごや」などのJRバスの外観・内装、さらに他社競合路線についてもご紹介いたします。
記事中特に記載のない限り「無料フリーWi-Fi」「各座席電源」「洗面所」は設置済となります。
編集者はバスマニアではありませんので、勘違い表記など御容赦御理解くださいJR東海バス所属車両の「新東名スーパーライナー」
2023年運行中のバス車両
JR東海バス所有 三菱ふそう 「エアロキング」
2023/12/27乗車 「新東名スーパーライナー新宿」近日追記
・東京駅高速バスターミナル~JR名古屋バスターミナルの利用
座席のタイプは「ビジネス・シート(2階一部)」「3列デラックス・シート(1,2階部)」車両です。
プレミアム・シート車両廃止後の現在は、こちらのビジネス・シートが最上クラスとなりました。
前方ドア付近に「ビジネス・シート」のステッカーが貼られています。
ちなみに東京~名古屋路線には数年前までは、新幹線のグランクラス的アッパークラス「プレミアム・シート」が運行されていました。
乗客は1階中央部から乗降します。車内正面は洗面所となります。
乗降ドア後部にはトランクスペースも。
ビジネス・シートは2階最前列と2列目の6席が設定されています。
2階後部の一般シート。
2階前方。
手前一般シート~前2列がビジネス・シートとなります。
まずは一般シートを紹介します。
普通席周辺。一部以外の各座席にはフットレストが装備されており、上着掛けに使えるハンガーも用意されています。
なぜかJR東海の2階建てバスに乗ると、網ポケットにハンガーが必ず入っていました。(現在は廃止の模様)
私的にこの車両の一般シートは3列なデラックス席(主観)で大当たりです。
一階部も一般シート(3列)となります。
それではビジネス・シートを紹介します。ビジネス・シートでは座席自体が上質となり、座席レッグレストに加え可動式のオットマンも用意されています。
【参考】前より2列目座席周り。
ヘッドレストは可動式です。
A席とB席間には衝立があり、B席C席通路側にはカーテンもあります(ビジネス・シートのみ)
2階先頭部分。
正面窓近くに降車ベルボタン。
リクライニング・レグレスト・電源はUSBでなくACです。
2階先頭天井部分。
エアコンも独占(たぶん)
私のバス知識は相当に薄いのですが、この2階建てバス「エアロキング」は、現在各社で引退している最後の国産2階建てバス車両・・・だったと思います。
新東名高速の車窓。
この路線バスでは通常「足柄」「遠州森町」にて休憩となりますが、年末の道路混雑による変更が発生していたようです。
2024/2月末にて運用終了となりました。
JR東海バス所有 バンホール 「アストロメガ」
2022/6/15など乗車 「ドリームなごや(岐阜)」
・東京駅高速バスターミナルからJR岐阜の利用
座席のタイプは「4列シート(1階部)」「3列クレイドル・シート(2階部)」車両です。
「エアロキング(2階建て3列シートバス)」に代わる新型バスです。2階部分は全3列シート、さらに3列シートは新機構となる「クレイドル(ゆりかご)・シート」採用。
1日1便の岐阜駅~(名古屋経由)~東京駅夜行バス。東京駅発の全「ドリームなごや」便の中では名古屋駅着が最速の便です。
2階部分(階段後方)となります。左からA,Bシートです。
2階部分(階段前方)となります。
2階先頭部分。BCシート間は通路となります。
2階部分先頭と階段付近には液晶による案内。
座席のクレードル・シートはリクライニング時に体への負荷が無い・・・これは2回利用しての感想です。
前席後方下部分にはフットレストが格納してあります。
2階席にはスリッパや上質おしぼりが用意されています。
座席横。自座席のフットレストと前座席下格納の足置を展開することで、快適なよる移動が実現します。
隣席との仕切カーテンがあります。
窓際上部パネル類と1階乗降扉。
消灯後車内。
岐阜駅到着時。こちらバス車両は日中の東名ハイウェイバス路線でも運行中です。
JRバス東海 所有バス 三菱ふそう「エアロエース」
2022/3/24 「新東名スーパーライナー」など
JR名古屋バスターミナル~東京(霞ヶ関バス停)の利用となります。
座席のタイプは「4列シート(ワイド)」車両です(特別席の設定はありません)。
トランクルーム。
車内奥方向 ワイド幅の4列シートが並びます。個人的にJR東海バスの上質さ漂うインテリアが好みです。また化粧室は最後尾右寄りに設置してあります。
座席は若干の千鳥配置により通路向かい乗客の視線が気になりません。
JR東海バス車両は大半に足置きが設置されています。「靴が脱げて足置きもある」など細かいサービスに溢れています。
以前は各座席前の網ポケットにプラ製ハンガーが縦に挿さっていました。
【参考】20234/1乗車時には座席のヘッドカバー(白から黒色)が変更となっていました。
また座席シートベルトは2点式から3点式へと変更されているようです。参考以上。
USBタイプの充電設備。
フットレストにミニテーブル…見栄えのいいバス利用案内も。
フットレスト使用時
テーブル使用例。こちらは東京駅構内購入の駅弁です。
窓上部照明付近からはエアコン吹出し口操作、読書灯操作、下車ボタン操作が可能です。…降車ボタンが天井インテリアに溶け込んでいます。霞が関下車時に探しちゃいました。
バス正面&横。
走行中車窓からの岡崎市付近。
走行中車窓からの沼津市付近。
2022/8/3 「新東名スーパーライナー」
JR名古屋バスターミナル~東京(霞ヶ関バス停)の利用となります。
休憩中、出発時刻はフロントのLEDに出ています。
乗降口付近も白色LEDです。
走行中車窓からの御殿場付近。
2023/5/19 「新東名スーパーライナー」
・東京駅高速バスターミナル~JR名古屋バスターミナル利用
トランク。
2022年11月より運行開始の本バスでは、内装(シートなど)が変更となりました。前方液晶にも変更(資料なし)があったようです。
シートベルトが3点式に。フットレストとテーブル装備もあります。
足柄サービスエリアにて。
JRバス東海 所有バス 日野「セレガ」
2024/1/29乗車 「新東名スーパーライナー」他
・東京駅高速バスターミナル~JR名古屋バスターミナル(東名ハイウェイバス)の利用
各座席電源とフリーWi-Fiは完備。トイレは最後尾部分に設置してあります。
こちらは「4列シート(ワイド)」車両となり、特別席はありません。
前述のバスとは車内シートカラーが異なっています。
車内奥方向 ワイド幅の4列シートが並びます。化粧室は最後尾右寄りに設置してあります。
以前はヘッド部シートが白色でした。
JR東海バス車両は大半に足置きが設置されています。「靴が脱げて足置きもある」など細かいサービスに溢れています。
座席前部にあるテーブルと網ポケット。
フットレストも装備済みです。
電源はUSB方式。
乗降口付近。
運転席。
正面です。
足柄サービスエリアからの富士山。
乗降口。
バス正面。
2019/10/23乗車 「新東名スーパーライナー」
・東京駅高速バスターミナル~JR名古屋バスターミナル(東名ハイウェイバス)の利用
各座席電源とフリーWi-Fiは完備。トイレは最後尾部分に設置してあります。
こちらは「4列シート(ワイド)」車両となり、特別席はありません。
まるでコクピットな運転席。
シートカラーは数種類存在するようです。
座席間には肘置もあります。(写真では収納済)
前座席の下は空間のため、ある程度は足が伸ばせます。
窓側上部の送風口と照明。
4列シートですが、靴を脱いでの足置きもあります。これはJRバス関東とバステック車両にはありません。
折り畳みテーブル。
座席電源はACタイプでした。
新東名高速道路(静岡全域と愛知県大半)の車窓はほぼこれ、またはトンネルです。
JRバス関東所有バス 日野自動車「セレガ」
2022/6/25など乗車 「中央ライナーなごや」
・東京駅高速バスターミナル~JR名古屋バスターミナル利用
座席のタイプは「4列シート(ワイド)」車両です(特別席の設定はありません)。
高速バス路線「中央ライナーなごや」は東名ハイウェイバスと同様に、東京駅~名古屋駅を結ぶJR高速バス路線となります。こちらは東京駅出発後は一般道にてバスタ新宿(乗車扱い)~首都高新宿線~中央自動車道~名古屋高速~名古屋市街地一般道の運行となります。また所要時間は約7時間となります。
高速道路走行中には東京都多摩地区、長野県伊那市や岐阜県中津川市など複数のバス停留所設定があります。
東京駅での発バス停は新東名スーパーライナーと同じ9番ホームとなります。
所要時間では新東名便に譲りますが「風景よし・高い早割率・岐阜県東部を走行」が琴線に触れたため、近頃では利用機会が増えています。
運行車両・内装については新東名(JR関東)便との差はありません。
JRバス関東便では乗車前に運転席横リーダーにて乗車券QRコードを読ませます。
前方には案内表示。
車内奥方向 ワイド幅の4列シートが並びます。この車両初乗車時には過去のJRバス関東車両比較では数段上質な雰囲気のこちら車両に驚きました。
車内前方向 各座席背面には小型ながらテーブル完備です。
ワイド座席での4列シートは隣接座席間の肘置きも厚みがあります。ただしJRバス関東の4列シート車両全般、フットレスト理設置はありませんが、足元空間は広めだと思います。
座席テーブルが開いた状態。荷重は約10kgと記憶しています。
テーブル使用例。
窓側座席は壁との隙間にUSB電源完備、通路側座席は通路側肘置下にあります。
座席上部分には関東では珍しい窓側間接照明とエアコン吹き出し口、橙色ボタンが読書灯となります。また網棚下部面には座席列ごとに停車ボタンが設置してります。
本バス車両の目玉とでも言いますか、車両最後部に設置のワイドな化粧室となります。「東名ハイウェイバス」では共同運行の他2社では、こちらの快適化粧室の採用はしていません。
エアコン完備の化粧室は身長170cmくらいであれば、室内で立つことも可能かもしれません。
カーテン裏はバスの後方窓となります。
下り中央ライナー(JR関東バス)では順に境川(山梨)、小黒川(長野・乗務員交代)、神坂(岐阜)での休憩が設定してあります。
こちら小黒川にて乗務員交代(JRバス関東)があります。
3箇所での休憩時間はそれぞれ10分程度です。
岐阜県地図。
長野県の諏訪湖。
長野県走行中の車窓。
走行中車窓からの岐阜県中津川市。
中央道設置の「瑞浪天徳」バス停(岐阜県)にて下車することも。
名古屋市内車窓。
名古屋高速。
「東名スーパーライナー」より名古屋市街地の一般道走行距離は短く、市内の停留所は栄(オアシス21)のみとなります。
車窓からの名古屋TV塔。
走行中車窓からの名古屋駅前(オブジェクト「飛翔」は解体済)。毎回「東名ハイウェイバス」利用では新鮮味に欠けると考え、近頃ではこちらの便も利用していますが、特に長野県内では諏訪湖などの車窓風景が素晴らしいです(岐阜県内はほぼトンネル部分)。
2022/7/19乗車 「中央ライナー」
・東京駅高速バスターミナル~JR名古屋バスターミナル(中央ライナー)利用
座席のタイプは「4列シート(ワイド)」車両です(特別席の設定はありません)。
前述のバスとは側面(客席)窓の構造が異なるため掲載します。
車内風景・装備については前述バスと同様と思われます。
当時は車内禁酒のため。
どんより諏訪湖。
恵那山トンネルは岐阜と長野の県境です。
中津川を走行中の車窓。
2022/1/2乗車 「新東名スーパーライナー」
JR名古屋バスターミナル~東京(霞ヶ関バス停)の利用となります。
こちらバスの座席「4列シート(ワイド)」車両です。特別席の設定はありません。
前述2台のバスとはシート模様が違うようです。
この日は運行状況から足柄ではなく鮎沢での休憩でした。
JRバステック所有バス 日野自動車「セレガ」
2022/10/20 「東名スーパーライナー」
JR名古屋バスターミナル~東京(霞ヶ関バス停)の利用となります。
こちらバスの座席「4列シート(ワイド)」車両です。特別席の設定はありません。
バス正面&横。
車内奥方向 ワイド幅の4列シート(楽座シート)が並びます。共同運行他2社より機能本位にまとめている車内だと思います。またバステック独自の新機軸としてマイナスイオン的な空気清浄機や光触媒プリーツカーテン(抗菌・抗汚)
車内前方向 この車両には座席テーブルとフットレストの装備はありません。
こちらの座席は良好です。また9,10番のCD座席にはノートPC対応の電源装備です。
座席上部分には間接照明とエアコン吹き出し口、橙色ボタンが読書灯となります。また網棚株面に停車ボタンの設置はなく、窓側の全座席背面に設置してあります。
通路左右の座席は横並びとせずに、若干の千鳥配置により通路横乗客の視線が気になりません。また化粧室は最後尾右寄りに設置してあります。
浜名湖サービスエリア(休憩)からの浜名湖畔。上り東名スーパーライナーでは順に浜名湖、日本坂、足柄での休憩が設定してあります。
走行中車窓からの浜名湖。
走行中車窓からの富士山。
走行中車窓からの太平洋(由比ヶ浜)
走行中車窓からの東京都心部。東名スーパーライナーの走行ルートとなる、東京都心~伊豆付近~富士山~太平洋沿~浜名湖~名古屋中心の車窓風景は、並走する新東名便より圧倒的に美しいと思います。
2022/8/26 「新東名スーパーライナー」
JR名古屋バスターミナル~東京(霞ヶ関バス停)の利用となります。
夕刻の名古屋市街地。
2023/6/10 「新東名スーパーライナー」
JR名古屋バスターミナル~東京(霞ヶ関バス停)の利用となります。
座席が従来の「楽座シート」から変更されたようです(調査中)。
テーブル及びフットレストはありませんが、長時間の着席でも疲れにくいシートでした。
2023/9/7 「東名スーパーライナー」
JR名古屋バスターミナル~東京駅の利用となります。
バステック車両の座席電源はACタイプを採用しています。
テーブルはありませんが、ドリンクホルダーと網ポケットはあります。
静岡県内の東名高速道路風景。
2023/10/3 「新東名スーパーライナー」
JR名古屋バスターミナル~東京駅の利用となります。この日は通路側座席&6割程度の着席率のため車内風景と車窓は撮影しませんでした。
トランク。
足柄サービスエリア。
遠州森町。
東京駅日本橋ターミナル。
2024年現在運行終了(とおもわれる)バス車両
JR東海バス所有(~2021年) 三菱ふそう 「エアロキング」
2019/10/17乗車 「新東名スーパーライナー(プレミアムシート車)」
・東京駅高速バスターミナル~JR名古屋バスターミナルの利用
座席のタイプは「プレミアム・シート(1階部)」「3列デラックス・シート(2階部)」車両です。
こちらのバスは三菱ふそうのダブルデッカー(2階建構造)「エアロキング」となり、現在は製造中止&老朽化に廃車が各会社進行中です。本項では当時の最上クラスであった「プレミアム・シート」設定車両の1階部分をご紹介します。
プレミアム・シート表示があります。
運転席には多数のモニターが…運転士スペース後部にプレミアム・シート専用の荷物置き場があります。
乗車口付近はすでにプレミアム・シート区画。
1A,1B座席を前部(運転席方向)より。
1A,1B座席を後部(乗降口付近)より。
予約した1C座席。ヘッドレストは上下稼働、オットマンは固定式。エアコン送風口は4つ独り占め。備え付けハンガーはプラ製ではなく木製。
座席装備は700系グリーン車以上を感じますが、高速走行ではロードノイズ(走行音)もそれなりの音量でした。
座席フットレストとオットマン。
1C着席状態での前方。カーテンは前後左右に展開可能。
フットレスト、リクライニング調整は手動。
弁当までデラックスに、、、
アニメみちゃうよ。
2階部分は全座席が料金不要の普通席(3列デラックス・シート※後述します)となります。本便は2021年の車両老朽化による運行終了となるまでの期間、新東名便路線のアッパーシート便として活躍し、その快適さと限られた便・座席数から常に人気の高い便でした。
2019/10/17乗車 「新東名スーパーライナー」
・JR名古屋バスターミナル~東京駅高速バスターミナル~の利用
こちらは全席普通席「3列(デラックス)シート」(1階は4列)の車両です。特別料金席はありません。
2階部分となります。
2階の3列普通席(デラックス・シート)となります。
一部座席を除いてフットレスト、靴を脱いで前座席下への足置きが装備されています。
(私の座席はフットレストが動作しませんでした)2022年6月現在の運行はないようです。
2017/4/30乗車 「新東名スーパーライナー」
・東京駅高速バスターミナル~JR名古屋バスターミナルの利用
こちらは全席普通席「3列(ノーマル)シート」(1階は4列)の車両です。特別料金席はありません。
車両の2階部分は全て独立三列シート(リクライニング)が並びます。デラックス・シートとは座席色だけでなく、シートの仕様が異なる普通席(レギュラーシート)となります。同じ金額で・・・この差は何でしょう。
座席前の網ポケットですが、JR東海便のみ2019年くらいまでハンガーが用意してありました。ビジネス客などへの配慮でしょうか(現在はサービス終了の模様)執筆者予想としてこちらのシートは、バス車両製造会社が標準取付けする座席かと思われますが、3列デラックスシート車に比べて肘置き~シート全体がやや見劣りしています。
それでも一部座席以外にフットレスト、靴を脱いでの足置きはが装備されています。2022年6月現在の運行はないようです。
2022/6/15など乗車 「ドリームなごや(岐阜)」
・JR岐阜から東京駅高速バスターミナルの利用
こちらは全席普通席「3列(デラックス)シート」(1階は4列)の車両です。特別料金席はありません。
実はこの時スーツで乗車したので、各座席にあるハンガーが大変にうれしかったです。
余裕で寝られました。2022年6月現在の運行はないようです。
JRバス関東所有 VanHool社 「アストロメガ」
2019/4/1他乗車 「新東名スーパーライナー」
・東京駅高速バスターミナル~JR名古屋バスターミナルの利用
この車両は2019年に新投入された、新型のダブルデッカー車「アストロメガ」です。
開発は海外のスウェーデンSCANIA社とベルギーVanHool社です。
バス通に言わせると「海外のバスメーカーで唯一日本国内の保安基準を満たした」と、いい走りのバスだそうです。確かに高速走行中も安定走行、静粛性も高いと感じました。
1階部分です。
車内は全4列シート、トイレは1階に設置してあります。
JRバス関東は「ヨーロピアンスタイル」を押し出しています。
2階部分です。
車両後部と前部ですが、見事なまでの4列シート。
新型車だからか満席状態でも息苦しさはありませんでした。
個人的には「座面が狭い」「ホールド感が強すぎる」と感じました。
電源は座席によりUSBポート付ケーブルが、前座席背もたれから生えています。
この座席は…電源が1つしかなさそうでした。(乗車当時)2022年6月現在の(東名高速路線)運行はないようです。
JRバス関東所有 三菱ふそう 「エアロキング」
2016/10/15他乗車 「新東名スーパーライナー」
・東京駅高速バスターミナル~JR名古屋バスターミナルの利用
こちらは全席普通席「3列(ノーマル)シート」(1階は4列)の車両です。特別料金席はありません。
まずは一階部分です。中央部から乗車すると左(運転席より)に座席、座席後方にトイレ、トイレ横が2階部への階段となります。
一階座席の天井は低めです。
続いて2階部となります。
車両の2階部分は全て独立三列シート(レギュラーシート)が並びます。予想ですがこの車両のシートは、バス製造会社の標準座席と思われます。
前後幅も十分すぎるほどあり、一部以外の各座席にはフットレストが装備されています。
2階先頭席は眺望は最高ですが、昼便では日差しとの戦いとなります。確か足置きもありません。2022年6月現在の運行はないようです。
2019/12/5乗車 「新東名スーパーライナー」
・東京駅高速バスターミナル~JR名古屋バスターミナルの利用
こちらは全席普通席「4列シート」の車両です。特別料金席はありません。
そして人生初の「青春エコドリーム」車両は12月なのにエアコンが不調で効かないとのこと。
車体にはでかでかと「青春エコドリーム※」と書いてありますから・・・個人的には久々に高速バス移動で疲れました。※深夜の格安便
車両外観には自己主張が。
「貴様、新東名スーパーライナーではないな!?」
つーかさ、Ecoって何よ?割引なし時にゃ5,000円を超える運賃なのに・・・
1階部…狭いせまい、見た目から座席の前後左右全部が狭いのです。しかも座席ペラペラですわ。
当然2階だって狭い。
座席は小さい癖に4列を詰め込んだ結果、大抵の人間は体を横にしないと通路を進めません。
網棚すら設置しないって、もはや旅客は会話する荷物ですね。
エアロキング2階席って、正気なバス会社なら前から後までの座席は全11列なんですよ。ところがこのエコシリーズは13列もあるんだよ。
隣座席と狭い陣地争いなきよう、中央肘置きは隙間なし。
「電源は2人で1つよ」って喧嘩にならんのでしょうか…隣席はずっと就寝中により独占できました。2022年6月現在の運行はないようです。
2020/3/5乗車 「新東名スーパーライナー」
・東京駅高速バスターミナル~JR名古屋バスターミナルの利用
こちらは全席普通席「4列シート」の車両です。特別料金席はありません。
再度の「青春エコドリーム」車両です(座席タイプが異なります)。
2021年前半までこの便は最速となる東京7:30発の新東名Sライナー1号に設定※されたから、乗るしかないのです。
よく見ると…エコすぎて座席上の荷物置きまでないのです。ざーけんな!
当時ここの座席(10D)は正直辛かった…窓際のダクトが右足に当たり続けるのです。
ダクトで幅が狭い10A-10Dの4座席ついて、シートピッチ「だけ」は他座席より広いのです。
座席は少々リクライニングしますが、後座席に人が居る場合、張り合う勇気と度胸も必要ですね
一階は天井すらも狭いのです。そして右側の座席は驚異の3列。
相変わらず利用客をナメ倒している2人で1コンセント。
以下は後日名古屋駅からの同一車。いきなり照明を入れずに乗車案内開始。
この時は平日始発につき空いていた車内に救われました。
外見はゴージャスなんだけどね…2022年6月現在の運行はないようです。
2021/3/25乗車 「新東名スーパーライナー」
・JR名古屋バスターミナル~東京駅高速バスターミナルの利用
こちらは全席普通席「4列シート」の車両です。特別料金席はありません。
再再度の「青春エコドリーム」車両です(さらに座席タイプが異なります)。
これまでと違うシート柄ですが、撮影する気は起きませんでした。
ふと座席横を見ると柱汚いどころか…何ですかこの伸びきった線は?きもいです。
この日岐阜~東京往復バス日帰りしたのですが、バスタ新宿でバスを待っていると、後のバスが現れていやな気分に。2022年6月現在の運行はないようです。
JRバス関東所有 三菱ふそう 「エアロエース」
2017/4/16乗車 「新東名スーパーライナー」
・JR名古屋バスターミナル~東京駅高速バスターミナルの利用
こちらは「4列シート(ワイド)」車両となり、特別席はありません。
4列シートですが幅広シート(楽座シート)採用による厚さのある背ずりなど質の向上、十分な足元スペースなど頑張っていると感じました。
JR東海バスのように靴を脱いでの足置きは装備されていません。2022年6月現在の運行はないようです。
JRバステック所有 三菱ふそう 「エアロエース」
2017/4/15乗車 「東名スーパーライナー」
・東京駅高速バスターミナル~JR名古屋バスターミナルの利用
この時の私は、名古屋便高速バスを理解しておらずに「スーパーライナー」を選択した上、東名高速の渋滞により7時間以上は乗車をしていました。
こちらは「4列シート(ワイド)」車両となり、特別席はありません。
座席間の肘置も普通4列シート者と比較すると幅広です。
車窓風景です。2022年6月現在の運行はないようです。
他社の名古屋東京便バス車両
普段はほぼJRバスですが、気分により他社線も利用します。紹介するのは個人的に「よかった」「ぼちぼち」な事業者とします。
京王バス 「新宿~名古屋線」
こちらは長野県経由の新宿・名古屋便。ある意味ライバル路線となります。
バスタ新宿発中央道経由の名古屋駅(名鉄バスセンター)着路線となり、途中、岐阜県の中津川や多治見を経由します。
こちらの車両は日野自動車のハイデッカー「セレガ」となります。
各座席電源とフリーWi-Fiは完備。トイレは最後尾部分に設置してあります。
こちらは「4列シート(ワイド)」車両となり、特別席はありません。
テーブルとフットレストもあります。
京王バスは洗面所が広いのが特徴。170cm身長でも室内で立つことが可能です。
【参考】名鉄バス車両の座席
岐阜県内でのバス停位置はJRバス「中央ライナー」と同等ですが、休憩箇所は京王または名鉄(共同運行)とつながりのあるサーピスエリアとなります(写真は恵那峡サーピスエリア)。
中津川バス停は「名鉄バス」名義。
ウィラーエクスプレス 「新宿~名古屋線」
「リボーン(3列独立シート)」
こちらはほぼライバル路線となります。季節型運賃を適用しており、閑散期ならばJRバスよりも安価なこともありますが、繁忙期にはJRバスの1.5倍近い運賃になることも。
今や真当な高速路線バスとなったウィラー、初利用は3列シート車両に乗車しました。
名古屋駅(ビックカメラ前)~新宿(バスタ新宿)路線での利用ですが、ウィラー便では2箇所の休憩時間が各30分設定のため、新東名Sライナーより若干の所要時間プラスとります。
こちらの車両は三菱ふそうの「エアロエース」、ハイデッカーとなります。
3列シート×6の18人が定員です。
シートのリクライニング、フットレスト操作はリモコン。(ワイヤード)
足は前座席下に置けます。移動自体はなかなか快適でしたが、なんでウィラー便にはトイレないのかな。
「リラックス(4列シート)」
ウィラーバス標準となる4列シートタイプ
新宿(バスタ新宿)発名古屋便では…名古屋駅徒歩15分の笹島付近バス停で降ろされます。どうやらウィラーは名駅周辺着できないかもです。
こちらの車両は三菱ふそうの「エアロエース」、ハイデッカーとなります。
4列シートでの居住性がウリとのことです。昼行便はWi-Fiあり・洗面所設置はありません。
隣席との間にもコロナ対策。2022/1現在ではウィラーバス社内での飲食は「お断り」です。
2022年に車内フリーWi-Fiサービスは終了となりました。
東京発便の終着は「ささしまライブ」です。
杉崎高速バス 「東京~名古屋線」
こちらは格安深夜バス(名古屋・東京 最安1,700円)です。
私が利用した中で唯一「まとも」と感想を持った格安高速バスでした。
出発は東京鍜治橋バスターミナル、到着は名古屋ミッドランドスクエア前となります。
座席は普通の4列シート、洗面所やWi-Fiなどは一切なし。
この辺のバス停下車でした。東京・名古屋便バス紹介は以上です
岐阜(愛知)県発着の高速バス車両
当ブログは岐阜県メインとなるため、岐阜県内発着となる高速路線バスもご紹介いたします。
名阪近鉄バス にしみのライナー
岐阜県西美濃地域(揖斐・大垣・安八)と名古屋駅を結ぶ、通勤通学から観光利用にも力を入れている新設路線です。
バス正面しか撮影していませんでした。
運転席。
座席指定ではなく、運賃は乗車時に料金箱へ支払います。
4列シート、コンセントとWi-Fi・洗面所も完備です。
車内最前の案内液晶。
車窓からの名古屋高速。
車窓風景です。
大垣市内の名阪近鉄バス車庫。
岐阜バス 高速岐阜八幡線
岐阜と郡上八幡で運行をしており、今回の路線で予約不要の路線となります。
郡上市周辺は鉄道が活発ではないため、安くて速い高速バスが有利です。
この車両は三菱ふそうのハイデッカー「エアロエース」となります。
全座席標準4列シート、各座席に電源があります。トイレはありませんが所要時間は2時間を切るため心配は不要と思います。
座席前後がやや狭く感じられます。
岐阜バスと濃飛バスは岐阜バスターミナル発着となり、JRバスは入線しないのでご注意
。
同区間を運用していたこちらの車両は、三菱ふそうのハイデッカー「エアロバス」となります。
内装については記憶と記録がありません。
アルピコ交通 松本-高山線
長野県松本と岐阜県高山間で運行をしており、予約不要の路線となります。
・・・実は有料道路は運行しますが、高速道路は走行をしません。
全座席標準4列シート、電源・トイレはありません。
濃飛バス 高山-松本線
長野県松本と岐阜県高山間で運行をしており、予約不要の路線となります。
・・・実は有料道路は運行しますが、高速道路は利用しません。
全座席標準4列シート、トイレはありません。岐阜県内便バス紹介は以上です
名阪近鉄バス 路線バス車両
これは完全に私の趣味です。(バス外観と車内資料は別車両)
なんとモバイル充電用USBポート装備です。「高速バス車両・設備」の紹介は以上となります
次項「ひとりごと」となります
私論 高速バスの「快適さ」「安さ」どこまで追求?
以前より存在はしていましたが、コロナ禍の現在は東京・大阪間など長距離路線を対象に、個室並みの快適プライベート空間を提供する高速バスも多数運行されています。
しかし価格は東海道新幹線「ぷらっとこだま」より高額なことも多く、夜間移動を必要としない私には縁がありませんし、夜行バスと快適はそもそも背反する存在なのです。
また国内道交法によりバス座席をフルフラットに倒すことはできないため、個人的には高級夜行バスには興味がありません。
私は3列独立シートに電源が装備され、フリーWi-Fiと洗面所があれば十分に快適と感じます。
そして高速バスには「新幹線と比較時、いかにして大垣まで安価で行けるのか」を常に求めています。
ただし「安さを求めて」はおりますが、現在は廃止された「格安ツアーバス」について私は一切の利用経験はありません。
個人的には「JR系バス会社」「鉄道系バス会社」「古くからのNBA(公益社団法人日本バス協会)会員会社」を便選択の目安としています。そして最後に…高速バス移動が快適と感じるのは、名古屋・東京(約5時間)が限界だと思います。
最後に
本記事は2019年5月より公開してからも、細々と追記変更更新を続けたおかげか、検索サイト結果では常に上位置、当ブログでのアクセス数一番記事でもあります。
でも本記事では運行ダイヤ、運賃、乗車券購入法(過去掲載)について、一切の情報は掲載していません。・・・ここまで核心情報がないのに人気記事なのかとも考えます。しかしながらバスターミナルなど掲載資料につきましては、常に最新に近い風景と情報の提供に努めているつもりです。
今回は以上です。
是非あわせてご覧ください
ブログ内には他にも運輸記事があります。見てやってください。